一級ボイラー公表試験問題(H24年10月)

安全衛生技術試験協会は平成24年年10月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。(本試験問題は、平成24年1月から6月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
当ブログでは、いち早く「問題と解答」を掲載していきます。
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問4 流動層燃焼に関し、次のうち誤っているものはどれか。

(1)流動層燃焼は、石炭などの燃料と砂、石灰石などを多孔板上に供給し、その下から加圧された空気を吹き上げて、流動化した状態で燃料を燃焼させる。

(2)燃料の石炭は、一般に散布機により炉内へ投入されるので、微粉炭だきに比べ、石炭粒径が大きく、粉砕動力が軽減される。

(3)流動層燃焼は、層内での伝熱性能が良いのでボイラーの伝熱面積が小さくてすむが、伝熱管の摩耗に対する対策が必要となる。

(4)流動層燃焼は、燃焼温度を800~900℃に制御することができるので、窒素酸化物(NOX)の発生を減らすことができる。

(5)バブリング方式では、循環流動方式よりも空気の供給速度が大きく、固体粒子は燃焼室外まで運ばれた後、捕集され再び燃焼室下部へ戻される。


問4 流動層燃焼について

解答: 5

解説:★注目問題、P249、250
(5)循環流動方式では、バブリング方式よりも空気の供給速度が大きく、固体粒子は燃焼室外まで運ばれた後、捕集され再び燃焼室下部へ戻される。P250