一級ボイラー「構造問題」の研究

構造問題が難しいという声を聞きます。
今回は、構造問題を取り上げます。
解答、解説はすぐに見ず、教本などで調べて解答して下さい。


1.1 熱及び蒸気

問1 熱及び蒸気に関し、次のうち正しいものはどれか。(H20.4公表)

(1)圧力1MPa、温度180℃の乾き蒸気を加熱して、圧力1MPa、温度230℃の過熱蒸気を得たとき、この蒸気の過熱度は27.7%である。

(2)圧力が0.1MPaのときより、0.2MPaのときのほうが水の単位質量あたりの蒸発熱は大きい。

(3)換算蒸発量とは、そのボイラーの1時間当たりの蒸発量を最高使用圧力のときいくらになるかに換算して示す蒸発量のことである。

(4)1㎏の湿り蒸気のうち20gが水分であるとき、この湿り蒸気の乾き度は0.98である。

(5)物体の圧力をP(Pa)、内部エネルギーをu(J/㎏)とし、比体積をv (㎥/㎏)とすると、1㎏の物体の比エンタルピ hは、h= v+Puで示される。

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問1 熱及び蒸気について
解答:4

解説:★注目問題

(4)1㎏の湿り蒸気のうち20gが水分であるとき、この湿り蒸気の乾き度は0.98である。
→正しい。P6

(1)圧力1MPa、温度180℃の乾き蒸気を加熱して、圧力1MPa、温度230℃の過熱蒸気を得たとき、この蒸気の過熱度は50℃である。P6

(2)圧力が0.1MPaのときより、0.2MPaのときのほうが水の単位質量あたりの蒸発熱は小さい。
P5

(3)換算蒸発量とは、そのボイラーの1時間当たりの蒸発量を基準蒸発のときいくらになるかに換算して示す蒸発量のことである。P18

(5)物体の圧力をP(Pa)、内部エネルギーをu(J/㎏)とし、比体積をv (㎥/㎏)とすると、1㎏の物体の 比エンタルピ hは、h= u+Pv で示される。P4