一級ボイラー「構造問題」の研究

構造問題が難しいという声を聞きます。
今回は、構造問題を取り上げます。
解答、解説はすぐに見ず、教本などで調べて解答して下さい。

問12 ボイラー水の循環に関し、次のうち誤っているものはどれか。(H19.4公表)

(1)下降管と上昇管の気水混合物の密度の差による圧力差を循環力と呼び、循環力は循環回路の全流動抵抗に等しい。

(2)高圧ボイラーでは、蒸気の密度が大きく、上昇管の気水混合物の平均密度が余り小さくならないので循環力は低下しがちである。

(3)循環比とは、発生する蒸発量に対し、何倍の気水混合物が循環しているかを示すものである。

(4)ボイラーの運転圧力が低いほど、蒸気の比体積が大きくなるため、循環比を大きくとって、水管内で蒸気が占める体積割合を抑える必要がある。

(5)多管式の貫流ボイラーは強制循環式であり、単管式の貫流ボイラーは自然循環式である。


▼ランキング参加中です。あなたのクリックが励みになります!
ます!
にほんブログ村 資格ブログ 自然・環境系資格へ
←第1位
▼こちらもお願いします。

←第35位


問12 ボイラー水の循環について

解答:5
解説:★注目問題 P6~
(5)多管式の貫流ボイラーは自然循環式であり、単管式の貫流ボイラーは強制循環式である。P50
(4)ボイラーの運転圧力が低いほど、蒸気の比体積が大きくなるため、循環比を大きくとって、
水管内で蒸気が占める体積割合を抑える必要がある。→教本P9の記載通りで正しい。