一級ボイラー「構造問題」の研究

構造問題が難しいという声を聞きます。
今回は、構造問題を取り上げます。
解答、解説はすぐに見ず、教本などで調べて解答して下さい。

問11 水管ボイラーにおける水の自然循環に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。(H17.04公表)

(1)水管内で水が沸騰している状態では、水管の管壁は、飽和水よりわずか20℃程度高い温度に保たれる。

(2)水管内に発生蒸気が停滞すると、蒸気の熱伝達率は沸騰水に比べてはるかに小さいので、管壁温度は著しく高くなる。

(3)下降管のボイラー水の密度と蒸発管の気水混合物の密度との差による圧力差は循環回路の全流動抵抗に等しい。

(4)確実な水の循環を行わせるには循環力を大きくとることが望ましく、このため下降管を適度に加熱する。

(5)確実な循環を維持し、水管の冷却を十分行わせるには、蒸発管入口流速が少なくとも0.3m/s程度必要である。


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問11 水管ボイラーにおける水の自然循環について

解答:4
解説:(4)確実な水の循環を行わせるには循環力を大きくとることが望ましく、このため下降管を加熱しないで下降管内の水の密度を大きく保つことと、上下ドラム間の高さの差を大きく取ることが有効である。 P8