一級ボイラー技士公表試験問題 (H28年10月)
問19 ボイラーの清缶剤に関し、次のうち誤っているものはどれか。
なお、Lはリットルである。
(1) 溶存酸素1mg/Lの除去には、計算上は亜硫酸ナトリウム7.88 mg/Lを要するが、実際はこれより多く用いる。 | ||
(2) 高圧のボイラーでは、過剰に投入された亜硫酸ナトリウムが分解して無水亜硫酸(二酸化硫黄) や硫化水素を生成するおそれがある。 | ||
(3) ヒドラジンは、ボイラーの溶解性蒸発残留物濃度を上昇させない利点があるため、 高圧のボイラーに使用される。 | ||
(4) 溶存酸素1mg/Lの除去には、計算上はヒドラジン1mg/Lを要するが、実際はこれより多く用いる。 | ||
(5) 過剰に投入されたヒドラジンは、アンモニアと二酸化炭素に分解するが、 アンモニアが復水中に多量に含まれると銅系金属を腐食させる。 |
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問19 清缶剤について
解答:5
解説:◎出題頻度大 P344~P347
(5) 過剰に投入されたヒドラジンは、アンモニアと窒素に分解するが、 アンモニアが復水中に多量に含まれると銅系金属を腐食させる。