一級ボイラー公表試験問題(H28年4月)

安全衛生技術試験協会は平成28年4月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。
(本試験問題は、平成27年7月から12月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
本ブログで順次ご紹介していきます。
誤植等に、お気づきの点があれば、「Comments」 欄からお知らせ下さい。

問5 空気比に関し、次のうち誤っているものはどれか。

(1) 空気比とは、理論空気量に対する実際空気量の比をいい、理論空気量をAo、実際空気量をA、空気比を mとすると、A = m Ao となる。

(2) 実際燃焼における空気比の概略値は、気体燃料で1.05~1.2、液体燃料で1.05~1.3である。 

(3) 液体燃料で完全燃焼の場合、乾き燃焼ガス中の酸素の体積割合を Φ(%)とすると、空気比mは、m≒21/(21ーΦ) で求めることができる。

(4) 空気比が過小な場合には、黒煙が出たり、排ガス量が多くなるなどの影響がある。 

(5) 空気比が過大な場合には、ボイラー効率が低下したり、NOxの発生に影響を及ぼす。

問5 空気比について


解答:4


解説:◎出題頻度大 P224228
 
(4)  空気比が過小な場合には、黒煙が出たり、未燃分が残り、燃焼効率が低下する。


   (排ガス量が多くなるのは、空気比が過多な場合