一級ボイラー公表試験問題(H28年4月)

安全衛生技術試験協会は平成28年4月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。
(本試験問題は、平成27年7月から12月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
本ブログで順次ご紹介していきます。
誤植等に、お気づきの点があれば、「Comments」 欄からお知らせ下さい。

問9 温度検出器に関し、次のうち誤っているものはどれか。

(1) バイメタル式温度検出器は、熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたバイメタルにより接点をオンオフするもので、振動により誤差が出ることがあるが、直動式のため応答速度が速い。 

(2)溶液密封式温度検出器は、感温体内の揮発性液体 の温度変化による膨張・収縮を利用して、ベローズ などにより接点をオンオフするものである。 

(3)溶液密封式温度検出器の感温体は、直接ボイラー 本体に取り付ける場合と、保護管を用いて
取り付ける場合がある。 

(4) 測温抵抗体は、金属の電気抵抗が温度変化によって一定の割合で変化する性質を利用して温度を測定するもので、使用する金属には、温度に対する抵抗変化が一定であること、温度係数が大きいことなどの要件が必要である。 

(5)熱電対は、2種類の材質の異なる金属線の両端を接合し、閉回路を作ったもので、両端で温度差が生じると回路中にその金属固有の熱起電力が発生する原理を利用して、温度を測定するものである。

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問9 温度検出器について


解答:1


解説:注目問題 P149151


(1) バイメタル式温度検出器は、熱膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたバイメタルにより、接点をオンオフするもので、振動により誤差が出ることがあるが、直動式で応答速度が遅い