一級ボイラー公表試験問題(H27年4月)

安全衛生技術試験協会は平成27年4月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。
(本試験問題は、平成26年7月から12月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
本ブログで順次ご紹介していきます。
誤植等に、お気づきの点があれば、「Comments」 欄からお知らせ下さい。


問9  ボイラー の燃料の燃焼により発生するばいじんに関し、次のうち誤っているものはどれか。

( 1 ) 燃料を燃焼させる際に発生する固体微粒子には、すす とダストがある。
 
( 2 )  ダストは、燃焼反応が冷却などにより中断されたり、酸素が十分に供給されなかったりして、分解した炭素がそのまま遊離炭素として残存したものである。
 
( 3 ) ばいじんは、燃焼条件によって発生量が大きく変化するが、この燃焼条件は、燃料の性状、初期撹拌(かくはん)条件、火炉条件に大別される。
 
( 4 ) ばいじん発生の抑制には、空気比を適切に保ち、燃料と燃焼空気との混合を良好にすること、燃焼温度を高く保つこと、燃焼滞留時間を長く保つことが必要である。
 
( 5 ) ばいじんの人体への影響は、呼吸器の障害であり、慢性気管支炎の発症率に重大な影響を与える。

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問9 ばいじんについて
 

解答:2
 

解説:◎出題頻度大、  P258260

( 2   ダストは灰分が主体で、これに若干の未燃分が含まれていている。

燃焼反応が冷却などにより中断されたり、酸素が十分に供給されなかったりして、分解した炭素がそのまま遊離炭素として残存したものである。すす の説明である。