一級ボイラー公表試験問題(H27年4月)

安全衛生技術試験協会は平成27年4月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。
(本試験問題は、平成26年7月から12月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
本ブログで順次ご紹介していきます。
誤植等に、お気づきの点があれば、「Comments」 欄からお知らせ下さい。

問4  ボイラー 用気体燃料に関し、次のうち誤っているものはどれか。

( 1 )  気体燃料は、燃料中の硫黄分及び灰分が少なく、伝熱面、火炉壁を汚染することがほとんどない。

( 2 ) ガス火炎は、油火炎に比べて、輝度が高く、燃焼室での輝炎による放射伝熱量が多く、管群部での対流伝熱量が少ない。

( 3 ) 天然ガスのうち乾性ガスは、可燃成分のほとんどがメタンで、その発熱量は湿性ガスより小さい。

( 4 ) 液化天然ガス ( L N G ) は、液化前に脱硫、脱炭酸 プロセスで精製されるため、C 0 2 、N 2 、H 2 S などの不純物を含まない。

( 5 ) 液化石油ガス( L P G )は、空気より重く気化潜熱が大きいガスで、通常、加圧液化して貯蔵する 。

応援、よろしくお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 自然・環境系資格へ
資格受験 ブログランキングへ


問4 気体燃料について


解答:2


解説:◎出題頻度大、  
P196198

( 2 )は、油火炎のことを述べている。

ガス火炎は、油火炎に比べて、燃焼室の火炎による輝炎からの熱放射は小さいが、燃焼ガス中の水蒸気成分が多いので、接触(対流)伝熱面部のガス高温部の不輝炎からの熱放射は高くなる。