一級ボイラー公表試験問題(H27年4月)

安全衛生技術試験協会は平成27年4月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。
(本試験問題は、平成26年7月から12月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
本ブログで順次ご紹介していきます。
誤植等に、お気づきの点があれば、「Comments」 欄からお知らせ下さい。

問 2 0 ボイラーの腐食・劣化・損傷に関し、次のうち誤っているものはどれか。

( 1 )アルカリ腐食は、管と管穴の間などの狭い隙聞にボイラー 水が浸透し 、アルカリ濃度が高いときに、金属面の結晶粒界に割れが起こる現象である。

( 2 )  ピッチングは、米粒から豆粒大の点状の腐食で、主として水に溶存する酸素の作用により生じる 。

( 3 ) グルーピングは、締長く連続した溝状の腐食で、曲げ応力や溶接による応力が大きく作用する箇所に生じる。

( 4 ) 圧かいは、円筒又は球体の部分が外側からの圧力に耐えきれずに急激に押しつぶされて裂ける現象で、過熱された炉筒上面などに生じる。

( 5 ) 膨出は、火炎に触れる水管などが過熱されて強度が低下し、内部の圧力に耐えきれずに外側へ膨れ出る現象である。

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問20 ボイラー の腐食・劣化・損傷について
 

解答:1
 

解説:注目問題、  P351356
 

( 1 アルカリ腐食 、ボイラーの熱負荷の高いところでは管壁とスケールの間で水酸化ナトリウムが濃縮し、激しい腐食を起こすことがある。P351


苛性ぜい化
は、管と管穴の間などの狭い隙聞にボイラー水が浸透し、ボイラー水のアルカリ濃度が高いときに、 金属面の結晶粒界に割れが起こる現象である。