一級ボイラー公表試験問題(H26年10月)

安全衛生技術試験協会は平成26年10月1日付けで、最新の試験問題を公表しました。(本試験問題は、平成26年1月から6月までに実施されたものです。)
試験合格には、この最新公表試験問題の研究は欠かすことはできません。
誤植等に、お気づきの点があれば、「Comments」 欄からお知らせ下さい。

一級ボイラー技士試験A

(ボイラーの構造に関する知識)

問1 熱及び蒸気に関し、次のうち誤っているものはどれか。

 

(1)気体の比熱には、圧力一定で温度1℃上げる場合の定圧比熱と、体積一定で温度1℃上げる場合の定積比熱(定容比熱)とがあり、定圧比熱は定積比熱より大きい。

(2)放射伝熱は、物体が保有する内部エネルギーの一部を電磁波の形で放出し、それが他の物体に当たり吸収される熱移動である。

(3)圧力 1 MPa、温度180℃の乾き飽和蒸気を加熱して、圧力 1 MPa、温度230℃の過熱蒸気にしたとき、この蒸気の過熱度は27.8%である。

(4)物体の圧力をP(Pa)、比体積をv(m3/kg)、内部エネルギーをu (J/kg)とすると、物体の比エンタルピ h(J/kg)は、h=u+Pv で表される。

(5)熱と仕事はともにエネルギーの形態で、熱量3.6 MJは、電気的仕事量1kWhに相当する。 


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問1 熱及び蒸気について

解答:3

解説:注目問題 P1P6

(3)圧力 1 MPa、温度180℃の乾き飽和蒸気を加熱して、圧力 1 MPa、温度230℃の過熱蒸気にしたとき、この蒸気の過熱度は50である。

過熱度とは、過熱蒸気の温度()と同じ圧力の飽和蒸気の温度()をいう。P6